この記事では、クリエイター向けの前払い請求モデルについて詳しく説明します。請求オプションを比較して、自分にとってどちらが最適かを判断したい場合は、請求オプションに関する記事をご覧ください。
この記事に書かれていること:
前払い請求の仕組み
前払いを有効にすると、パトロンの登録後すぐに請求が行われます。初回の支払いを完了すると、パトロンはあなたの作品のバックログとメンバーシップにアクセスできるようになります。その後のパトロンの支払いは毎月1日に処理されます。
毎月1日の支払いで、その月のメンバーシップにアクセスできるようになります。たとえば、パトロンが1月1日に支払いを行うと、1月を通してメンバーシップへのアクセスが可能になります。
前払い請求によるパトロンの体験
次に、前払いを有効にした際のパトロンの体験を確認しましょう。
既存パトロンの体験
前払いを有効にする前に参加したパトロンについては、メンバーシップを増やさない限り請求に関する変更はありません。
既存パトロンがアップグレード |
既存パトロンがダウングレード |
既存パトロンが、あなたが前払いへ切り替えた後にメンバーシップをアップグレードしたとします。その場合、以前の会費とアップグレードされた会費の差額を支払います。
アップグレード後の初めての支払いの後は、毎月1日にメンバーシップ更新の支払いが処理されます。 |
既存のパトロンがメンバーシップをダウングレードしても、変更はありません。新しいコンテンツのロックを解除しておらず、当月分の支払いを完了しているため、追加の支払いは必要ありません。 翌月の1日にメンバーシップが更新される時に、メンバーシップへのアクセスと支払い額に新しいサブスクリプション登録内容が反映されます。 |
新しいパトロンの体験
前払いを有効にすると、新しいパトロンの支払いは登録時に行われます。パトロンが登録時の支払いを完了すると、過去のカタログにアクセスできるようになります。初回のお支払いの後、毎月1日にパトロンに請求が行われます。
作品ごとの請求から前払い請求に切り替えた場合、パトロンはどんな経験をしますか?
請求方法の選択は、最新のものが優先されます。前払いに変更すると、それまでの請求モデルが上書きされます。
たとえば、9月14日に作品ごとの請求から前払い請求に変更したとします。変更時に、9月に公開された有料投稿が無効になります。既存のパトロンは、10月1日にサブスクリプション金額の一回分を請求されます。今後は、毎月1日に既存のパトロンのサブスクリプションの支払いが処理されます。
今後の請求内容の変更については、パトロンに知らせることをおすすめします。条件が変わるとわかれば、会員レベルを上げようと考えるかもしれません。
パトロンへの前払い請求を有効にする
月額請求を採用するすべてのクリエイターが前払いをご利用いただけます。現在の請求が作品ごとの場合、前払いオプションを有効にするにはまずは月額請求に変更する必要があります。
前払いを有効にする方法はこちらです。
- クリエイターアカウントにログイン後、左側のサイドバーナビゲーションにあるマイページボタンをクリックします
- ページ上でページコントロールの…ボタンをクリックし、ページの編集に移動します
- メニューバーの入金リンクをクリックします
- まだ月額請求オプションを選択していない場合は、選択してください
- 2段階認証が有効になっているかどうかに応じて、次の2つのオプションのうち1つが表示されます。
>パトロンに前払い請求するオプションをチェック(認証は必要はありません)
>認証して前払い請求オプションを有効オプションをチェック。SMS認証用の携帯電話番号を入力してください。認証が完了すると、前払い請求を有効にすることができます - 変更を保存ボタンをクリックします
前払い請求を有効にした後のパトロンの管理方法
リレーションシップマネージャーに新しい請求月が表示されるようになります
前払いを有効にした後、初めて新規パトロンを獲得すると、リレーションシップマネージャーにはその月が請求月として追加されます。新しい月には、変更後に参加した新規パトロンが含まれ、既存のパトロンは除外されます。
なぜ変更されるのでしょうか?新しいパトロンに対する支払いの前払い請求を開始すると、システムはその移行月を考慮する必要があります。すべてのパトロンは毎月1日に更新の会費を支払いますが、新規パトロンのみが最初の登録時に支払いを行います。
既存のパトロンは翌月の収入レポートに追加されます。
例:
前払い > |
前払いを有効にしました > |
以降毎月 |
4月12日にパトロンAが参加。5月1日にパトロンへの月額請求が行われますが、前払い請求は行われません。 パトロンAの支払いは、5月1日が処理日の4月分の明細としてリレーションシップマネージャーに記載されます。 |
5月13日、前払いを有効にします。 パトロンBが登録を行い、5月20日に支払いをします。5月には、新しい請求モデルでこの新しい収益を計上する新しい明細項目が表示されます。 |
6月1日に、すべてのパトロン(新規および既存)のサブスクリプションの支払いを処理します。6月の明細の中には、パトロンAとパトロンBの支払いが含まれています。 5月以降は毎月、参加日に関係なくすべてのパトロンの支払いが記載されます。 |
よくある質問
前払い請求を有効にする場合、事前に準備しておくことはありますか?
請求方法を変更したいことをパトロンに伝えましょう。
自分にとって前払いが正しいオプションかどうか、判断材料を教えてください。
前払いが不向きなケースを挙げます。
- パトロン向けコンテンツの量が不十分な場合。
- 作品ごとに請求したい場合。
前払いが素晴らしいオプションであるケースを挙げます。
- ファンがパトロンになるとすぐにアクセスできるコンテンツが豊富なカタログやライブラリーがある場合。
- パトロンにいち早く特典を楽しんでほしい場合。月末まで待たずに、パトロンが参加した時点からなるべく早い時期に手に取れる特典の配送ができるようになります。
既存のパトロンがアップグレードした場合はどうなりますか?
パトロンがアップグレードを行うと、変更前の会費と変更後の会費の差額を支払います。3月1日にパトロンDが$10を請求されたとします。その後、3月7日に$15にアップグレードします。3月7日に、アップグレードのために$5を支払います。パトロンDは3月に合計15ドルを支払ったことになります。
既存のパトロンがダウングレードした場合はどうなりますか?
パトロンがダウングレードを行うと、毎月1日に新しい会費が請求されます。ダウングレードするのに料金はかかりません。変更を行った月に関して、会費を減額したことによる差額の返金はありません。
前払いに変更することで年間の請求回数が減りますか?
既存のパトロンは年間を通じて同じ回数を支払うことになります。たとえば、1月20日に前払いに切り替えると、切り替え以前からのパトロンに対しては2月1日に2月分のアクセス料金が請求されます。前払い切り替え日から1月末までのアクセス料金については、1月1日の支払いに含まれています。例えば、2月10日に新しいパトロンの登録が100人あった場合、その100人は2月分の会費を3月1日に請求されます。ただし、2月15日に「前払い請求」を有効にすると、その100人のパトロンは3月分の会費を3月1日に請求されます。どちらのケースでも、この100人のパトロンは3月1日に会費を支払うことになります。
パトロンへの初回請求や、メンバーシップを変更した際の請求記録はどこで確認できますか?
パトロンがメンバーシップを変更した場合、あなたに通知メールが届きます。また、収益ダッシュボードの支援レポートをクリックして確認することもできます。ここから、あなたのページに関するすべての請求情報をCSV形式でダウンロードできます。請求情報にはパトロン情報と支払日情報が紐付けられています。
作品ごとに課金するクリエイターが月額会員制に移行した場合、パトロンの会費はどうなりますか?
作品ごとの請求から前払い請求に切り替えると、既存のパトロンは毎月1日にサブスクリプション金額の一回分を支払うことになります。月額の上限より多くのサポートを行っているパトロンが複数いる場合は、月額の上限額に合わせてアップグレードするよう伝えることをおすすめします。さもなければ、月収が減ることに気づきます。
例:
- 作品ごとに課金しています。パトロンFのサブスクリプション登録は、投稿ごとに$1、月間最大3です。
- 前払い請求に変更すると、パトロンFのサブスクリプションは月額$1に変更されます。
- この変更が予定されていることをパトロンに知らせると、メンバーシップを月額$3にアップグレードしてくれるかもしれません。